女子中高生の方へ

京都大学の学部、研究科の魅力を知る

令和4年度より、本学の研究分野への関心が高まるような魅力見える化の取組の一環として、部局が作成又は実施する、女子中高生向けコンテンツ又はイベントに対して、必要な経費の一部又は全額を支援する事業を開始しました。
選定の結果、令和5年度は7件のコンテンツ作成、2件のイベント実施の計9件の事業への支援を決定しました。

令和5年度女子中高生向け魅力見える化コンテンツ作成等支援事業 採択結果一覧

実施部局 支援対象事業
経済学研究科

<コンテンツ> Webサイトの改修

女子高生向けに、「卒業生が経済学部で学んだことを、どう活かし、就職先でどのように活躍しているのか」等の魅力を発信するコンテンツを作成する等し、それに併せて研究科Webサイトが見やすくなるよう改修する。

理学研究科

<コンテンツ> コンテンツ制作

物理学・宇宙物理学専攻に新たに発足した「物理学先端教育研究センター(CREPE)」では、女性教員の積極的な登用も目指しており、女性教員や若手教員の姿を動画などで広報するためのコンテンツを作成しホームページに掲載することで、女子中高生にも魅力ある専攻としてアピールする。

理学研究科

<コンテンツ> 動画作成

女子中高生向けに、理学部・理学研究科の情報を理学部・理学研究科WEBサイトで発信する。特に、理学部・理学研究科の卒業後の進路について、就職などの現状について、より正しいものが社会に伝えられるようにする。また、京都大学男女共同参画推進センターに掲載されている京都大学全体の男女共同参画推進に関する取り組みのページへリンクを行う。
また、理学部・理学研究科の現役の女子学生からなる理学女子会にも意見を聞いたり、また、場合によっては、インタビューアーとして学生や卒業生(大学院生、アカデミア、中高教員、企業など)へのインタビューを実施する。
動画については、理学部が1学科制であること、3回生で系登録をすること、自主ゼミが盛んであることなどを含めたものを作成し、理学部の仕組みがわかるようにする。

医学研究科

<コンテンツ> 冊子作成

メディカルイノベーション卓越大学院プログラム(MIP)でKUMBLが手掛けている人材育成講義である【実践型】未来を創造する人材育成講座(https://www.mip.med.kyoto-u.ac.jp/curriculum/mirai-jinzai2022/)のエッセンスを書籍化することを目指し、今夏、補助教材として「こぐま座のしっぽ」を作成した。この教材をベースにした「博士のキャリアパス」と題した高校生向きの書籍の作成を進めている。
この書籍には、医学研究科において博士過程に進学し、その後、研究者の道を進んでいる複数の女性の方々のそれぞれのキャリアパスについて、結婚観や育児経験、人生における都度の岐路や決断の軸となった瞬間について京都大学の工学部の学生が中心となって丁寧にインタビューを重ねて作成していくエッセイを一つの冊子として纏める予定である。

情報学研究科

<コンテンツ> 動画作成

中高生向けに情報学研究科の研究の魅力を伝える動画を作成し、研究科の公開講座、研究科Webサイト及び本学の公式YouTube・Instagramで公開する。
また、SNSで効果的にPRできるよう、ショートver.の動画も作成する。

防災研究所

<コンテンツ> Webコンテンツの構築

防災研究を目指す女子中高生を主な対象として、防災研の多種性について紹介するウェブコンテンツを構築する。教員の紹介、リケジョ、ドボジョ、山ガールの研究日記(漫画)を掲載するとともに、多様性を示す統計情報や、相談窓口等のサポート体制や男女共同参画の取り組みについても示す。

高等研究院

<コンテンツ> 冊子の作成

高等研究院ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)での研究活動やキャリア形成を漫画や図などを用いた冊子で女子中高生向けに紹介する。冊子はASHBiの公式サイトなどでデジタル配布するほか、対面イベントでの配布も行う。具体的には①これまでASHBiの学生広報チームが行ってきたインタビューに基づいて、女性博士学生の研究内容や研究生活を漫画で紹介する。また、ASHBiでの研究内容に興味がありそうな学生のために、②ASHBiでの研究室選びを視覚的に行えるフローチャートや研究室紹介の作成を行う。加えて③女性教員の経歴や現在の生活スケジュールなどを図で紹介することで大学院での研究後のキャリアプランを示す。将来的には、アカデミア出身の女性職員へのインタビューや親しみやすい紹介動画の作成も行いたい。

理学研究科

<コンテンツ> 3つのイベント開催

理学部においては、(1)特定の高校生に対して年間を通じて交流するイベント(COCOUS-R(ここ 明日 あーる))、(2)広い範囲の女子高校生を対象としたイベント「女子高生のための理学部案内」、(3)関東の7女子校を対象とした「関東SSH指定女子高校等研究交流会の受入」の3つのイベントを実施する。
(1)COCOUS-Rでは、京都大学理学部に興味関心がある21校からの46名の女子高校生による探究活動の支援を実施する。各校ごとに探究テーマを定め、探究活動を、京都大学理学部生・大学院生(大学側は性別は問わない)とともに、実施している。月2回Zoomで探究活動についての打ち合わせを行うほか、slackを用いて、常時、交流を行っている。また、8月8日~9日には、理学研究科セミナーハウスで中間発表会を行った。
(2)「女子高生のための理学部案内」は、2023年8月27日(日)に、理学研究科セミナーハウスで実施した。7名の京都大学理学部・理学研究科ゆかりの女性研究者が講演を行った。開催までの準備及び当日の運営を、女性学生を主体に企画立案させ、当日は女性学生が相談員となって、女子高生との交流を深めた。実質人数は64名で、午前の部41人、午後の部36人の参加があった。
同様の講演会を2024年2月にも実施の予定である。
(3)関東SSH指定7女子高校等研究交流会の受入を2023年7月24日(月)~26日(水)に理学研究科と生命科学研究科附属放射線生物研究センターが共催して実施した。36名の女子高校生が来学し、実習を行った。

工学研究科

<コンテンツ> 科学教室の開催

理系の広い学術領域にわたる分野の教員が、関西科学塾が募集した女子中学高校生に対して各研究室などでそれぞれの科学教室を開催する。教員の所属する部局は工学研究科(2名)をはじめとして、理学研究科、農学研究科、人間・環境学研究科、生命科学研究科など多岐に渡る。

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