女子中高生の方へ

京都大学の学部、研究科の魅力を知る

令和4年度より、本学の研究分野への関心が高まるような魅力見える化の取組の一環として、部局が作成又は実施する、女子中高生向けコンテンツ又はイベントに対して、必要な経費の一部又は全額を支援する事業を開始しました。
選定の結果、令和6年度は4件のコンテンツ作成、6件のイベント実施の計10件の事業への支援を決定しました。

令和6年度女子中高生向け魅力見える化コンテンツ作成等支援事業 採択結果一覧

実施部局 支援対象事業
理学研究科

<コンテンツ> 冊子作成

女子中高生(及び受験生)や保護者向けに、「月刊 フラワーズ」連載中の「数字であそぼ。」の作者である絹田村子先生による作画で、「京大理で学ぼ。(増補版)」を作成した。構成は、(前半部)卒業後の多様なキャリアパスを紹介する漫画、(後半部)理学部の学生生活や卒業後の進路などの記事の二部構成からなる。

【成果物URL】https://www.sci.kyoto-u.ac.jp/ja/about/publications/manabo

防災研究所

<コンテンツ> Webサイト・グッズ作成

防災研究を目指す中高生等を主な対象として、防災研究所で学ぶ方法や、各研究室を知ってもらうきっかけとして適正チェック「防災研のタイプ診断」を作成した。また、歴史上の偉人を結果に付けることで、心理テストの各診断タイプをイメージしやすくした。最後に、関連する研究室リンクの一覧を設けた。また、「地学×防災」イラストを基にカードを作成して、裏面に「おいでやす防災研」WebサイトへのQRコードと、「きみに合う研究タイプは?」と示して適正チェックへの案内を掲載した。

【成果物URL】https://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/contents/dpritypetest/

文学研究科

<コンテンツ> 動画作成

令和6年3月末に、女子中高生に向けた魅力発信を目的としたWeb動画、文学部公開プロジェクト『学問からジェンダーを考えよう』をYouTubeに公開した。本動画では、文学研究科で活躍する女性教員へのインタビューを中心に、研究内容や進路、学生時代のエピソードなどを紹介し、文学部で学ぶことの面白さや奥深さ、そしてその先に広がる多様なキャリアの可能性を伝えている。今後は、文学部ホームページやその他ウェブサイトにも掲載予定であり、より多くの中高生に本学部の魅力を届けるべく、引き続き情報発信を行っていく。

【成果物URL】https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/news/15805/

医学研究科

<コンテンツ> 冊子作成

昨年度作成した、メディカルイノベーション大学院プログラムの(MIP)の人材育成講義の内容を抜粋し、博士号取得者のインタビュー記事を加えた書籍 「こぐま座のしっぽPolarisを探す旅」 を作成した。本冊子 は、研究者が直面する選択や挑戦のリアルな経験を共有し、キャリア形成に役立つ視点を提供している。今年度は、新たに他大学の5名の研究者へのヒアリングを実施し、追加のインタビュー記事を掲載するとともに、既存の内容をブラッシュアップした第3版を作成し、講義等で配布している。
別途、「LSS(プロセス志向の課題解決手法)」に関する講義内容をまとめた冊子のWebページとタイアップして多様な層へのアピールを行っている。

【成果物URL】https://saas.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjo1NjkwNTF9&detailFlg=0&pNo=1

理学研究科

<イベント>

女子高校生を対象に、京都大学理学部・理学研究科ゆかりの女性の講演会を実施した。また、併せて理学部・理学研究科の女性学生との交流会やランチ会を実施したほか、令和8年度入学者選抜の特色入試(女性募集枠を含む)の説明会を8月25日(日)と2月23日(日)にも実施した。

理学研究科

<イベント>

理学部に興味関心がある高校より応募のあった22校の中から16校38名の女子中高校生を採択し、理学研究科・理学部として探究活動の支援を実施した。
各校ごとに探究テーマを定め、探究活動を、京都大学理学部生・大学院生とともに協業した。
また、8月5日(月)・6日(火)には、理学研究科セミナーハウスに北海道から九州の中高生が集い、対面にて中間発表会を行った。2月には、オンラインで最終発表会を実施した。

理学研究科

<イベント>

関東SSH指定7女子高校等に対して、研究交流会の受入を7月23日(火)~25日(木)に理学研究科と生命科学研究科附属放射線生物研究センターの共催により実施した。理学研究科の取組には、42名の女子高校生が来学し、生物科学コース、化学コース、物理学・数学コース、宇宙・地球惑星科学コースにわかれて実習を行った。
また、7月25日(木)には、理学研究科セミナーハウスにて実施した交流会に、理学研究科と生命科学研究科の取り組みに参加した60名が集い、理学部・理学研究科の女性学生10名と交流を図った。

文学研究科

<イベント>

3月9日(日)に、「女子高校生がもっと知りたい京都大学文学部」を開催。近隣高校へのフライヤー配布と「京都大学受験生ナビゲーション」への掲載等により、17名が出席した。イベントの中で、コンテンツでも採択されている文学研究科政策の動画「学問からジェンダーを考えよう!」を鑑賞した。

工学研究科

<イベント>

3月22日(土)および23日(日)、関西科学塾が募集した女子中学高校生に対して各研究室などでそれぞれの科学教室を開催した。本学では、工学研究科(3名)をはじめとして、理学研究科、農学研究科、人間・環境学研究科、生命科学研究科など10講座で実施した。女子中高校生72名、その同伴者60余名が参加し、延べ30名ほどの教員及び協力の本学学生とも活発にコミュニケーションを取りながら、科学実験等を行った。

エネルギー理工学研究所

<イベント>

1月23日(木)、京都の私立女子中学校に対して理科教室を実施し、約30名が参加した。
また、1月26日(日)にはJST次世代科学技術チャレンジプログラム(光華女子大学)との共催で、京都市を中心とする近畿圏内の小中学生を対象に理科教室を実施し、約50名が参加した。本理科教室では、「光合成色素を分取してみよう」と題した実験を行った。生徒たちには、単に指示通りに手順を追うのではなく、一研究者として主体的に取り組むことを求めた。特に、「結果を予測しながら、実験を通じてその予測を検証し、得られた結果を考察する」というプロセスを重視し、将来の研究活動に必要なスキルを体験できる構成とした。

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