サポートを受けたい研究支援・実験補助者雇用制度

アンケート報告

対象者:令和5年度第1期 研究支援・実験補助者雇用制度利用者24名
形 式:実績報告と同時にメールにて依頼。
回答率:100%(24名)

1.「研究支援・実験補助者雇用制度」を利用することで、どのようなことが可能になったか

  • I’m sorry, this year it didn’t work very well. I couldn’t have predicted it. I should have hired someone else, but I couldn’t guess because Assistant had been so efficient in the past. I only got two results that are not good, so nothing was possible this semester…
  • 本制度利用前においては、育児との両立 (保育園送迎・園帰宅後の世話)のため実施が困難であった長時間の生化学実験の遂行が可能となり、研究を大きく進展させることができました。細胞培養・実験動物飼育など、日々実施する必要がある実験に関しても、自身の負担が大きく減り、論文作成や研究立案、申請書作成等にさける時間も増えました。
  • 研究支援者に依頼して分担できる業務があることで、突発的に取得せざるを得ない休暇等による研究の遅れを挽回して研究を進めることができた。また空いた時間で学生指導や論文の共著および複数の査読、講演や執筆依頼を受けることが可能になり、エビデンス創出への貢献に加え教育や研究成果の社会還元を行うことも一定程度達成できた。
  • 私が携わっている研究は、診療後の患者さんをリクルートし、データを収集しているので、診察後に同意取得し、データ収集となると定時を超えることも多く、また、支援いただいた時期は学外実習に行っている為、私が対応できない時間帯に測定やデータ整理を手伝っていただいておりスムーズにデータを取ることができるようになりました。
  • 複数の研究プロジェクトを同時に進めることができるようになった。また、残業が減り、定時で家に帰り、家に帰った後育児に専念できるようになった。金銭的な援助を得たため、さらにもう一人の補助者を雇うことが可能になった。
  • 子供の体調不良で欠勤が続く時期がありましたが、実験補助員に仕事を進めてもらうことで、不在時でも滞ることなく研究計画を進められました。そのため、以前よりも長期的な研究計画を立てやすくなりました。
  • 子育てだけでなく、講義担当が重なったこともあり、さらに研究時間が限られた期間であったが、実験補助者の協力により計画的に研究を分担することができ、概ね計画通りに推進することができた。研究をストップすることなく過ごすことができ、昨年度以上に学会参加・研究発表の機会が得られた。
  • 本支援制度にて雇用した研究補助者に,装置開発の補助的な作業や結果の整理の一部,また関連する作業のマニュアル作成などを担当してもらうことで,申請者として新しい実験の立案や試行,結果の考察や文献調査など,より専門性・挑戦性の高い内容に時間を多くあてることが可能となった.
  • 培養実験は、生きた細胞を扱うため、定期的な培地交換などの世話が必要です。研究者が時間的に常時これを行うことが困難である場合に、実験補助者に担当いただくことで継続的な実験が可能になりました。また、培養デバイスとしての薄型膜を用意いただくほか、PCRや染色など補助いただいています。
    臨床データ整理は、研究の準備段階の裏方作業として大変重要です。しかし、成果が見える仕事ではないので、研究者本人が時間をかけて行うことは難しく、補助者が担当いただくことでスムーズに研究を開始することができます。
  • 指導大学院生が当方と同じように乳児を育てる一児の母であり、実験を行うに際しても当方と同じように制約があるため、マウスケージ交換やジェノタイピングなどといった必要な過程をサポートしていただくことで、限られた時間の中で実験を進めることが可能になった。
  • 育児による短時間勤務では1つの研究課題を進めるのだけでも一苦労だが、この制度のおかげで複数の研究を同時進行することが可能となった。また、子供の体調不良時でも、補助者に実験動物の維持や薬剤投与といったルーティンワークをお願いすることが出来た為、遅延なく研究を進められた。
  • 臨床医として外来診療や手術、大学教員として学生指導等の合間を縫っての研究で、なかなかまとまった時間を確保することができません。そんななか、実験補助者のサポートをいただき、実験自体は連続した一連のものとして間断なく継続することができました。
  • この制度を利用して、主に遺伝子検査のルーチンワークに関しては、実験補助者に担当してもらうことができました。申請者は、論文の執筆や校正などの学術的な作業により多くの時間を割くことができました。結果として、多くの成果を発表できました。また、空いた時間を、家事や育児に割くことができました。
  • 多施設共同研究の遺伝子解析を担当している当院には、多数の試料が集中するため、試料の整理や他施設との報告書のやり取りなどの煩雑な作業が多い。研究支援・実験補助者雇用制度を利用して、スムーズな遺伝子解析を進めることができ、多くの研究成果に結びついた。
  • 育児や介護を行うため通常よりも早い時間に一旦帰宅しても、これまでとほぼ同じペースで研究を推進することが出来た。そのため、研究者としてのキャリア維持に繋がった。また今回の補助者は、これまで雇用した方と同じ方に来ていただいたが、補助者自身のスキルアップにもつながり、今後のキャリアパスの一助になった。
  • 循環器内科及び乳腺外科診断所見の記載事項の大部分が、手書きの自由文ではなく数値や選択肢で構造化された。開発したフォームに実装された診断支援機能により、必要な事項の確認不足や入力漏れが大幅に低減され、業務の効率性・確実性とデータの二次利用性の双方が向上した。
  • 夫婦共働きで、小学生、保育園児の子供がいますので、何か月も前から妻、小学校、保育園のスケジュール調整をしていたとしても、妻の急用、子供の発熱、保育園、小学校からの急な要請等でイレギュラーな予定が入り、それに対応しなければならないため、自分がずっとついていなければならない危険な実験や新しい実験等必要な実験をすることができませんでしたが、代わりに実験をしてもらうことで、予備的な結果を得て、次の研究費の申請の準備ができました。
  • 実験を滞りなく行えていることが,やはり大きな利益として挙げられる。一番下の子供(双子)が二歳になり多少話が通じるようになってきたこともあるが,育児と並行した限られた時間の中でも最低限の水準とはいえ一通りの研究業務を行えているという実感がある。本制度を利用することで,時間のかかるルーティンワークを肩代わりしてもらえていることは,たいへんな利益となっていると思う。
  • 単純な分析作業やデータ解析作業を補助者に委託することにより、その時間を高次の研究作業に充てることができた。どうしても細切れになってしまう研究時間の中で、細々とした作業を依頼することができ、心理的にも負担が軽減されて、集中して論文執筆や新たな研究テーマの模索をする余裕が生まれた。
  • The first thing this system helped me with is the work-life balance. I could maintain my research flow without interruption. I also gained experience of how to manage research staff.
  • 稚魚の選別、個体識別、体長計測は魚類の初期生活史研究を進めるために避けては通れない作業である。本制度によりこの手間と時間のかかる作業を実験補助者に委託することができたおかげで、データ解析や論文執筆、発表準備などに十分な時間を充てることができた。その結果、期間中に論文2本と学会発表1件の成果を残すことができた。
  • 今回、研究支援・実験補助雇用制度を利用することで、毎週行う必要があった野外調査の準備および翌日の調査後処理(片付けを含む)を委託することができた。これにより計12時間/週かかっていた時間を論文執筆や所内での研究会企画(7月7日と9月28日にポスドク研究会を実施)、発熱などの急な子どもへの対応に割くことができた。
  • 研究実施にあたり相当長時間にわたり装置を操作し続けないといけない解析業務について、本制度による補助者を活用することによって、多くの解析を連続して系統的に実施することができるようになり、解析の効率が飛躍的に向上し、研究を一段と推し進めることができた。また、研究遂行上の時間拘束から少なからず解放されたことから、ケアが必要な子の育児(就学支援)に対応することが可能となった。
  • 今年は、子供が早い時期からインフルエンザなど様々な感染症にかかることが多く、急に仕事を休まねばならないことも多くありましたが、本制度のおかげで継続できた実験が複数ありました。

2.「研究支援・実験補助者雇用制度」を利用した感想

  • From my experience last year, the system is good, I was just very unlucky this year with the person I hired…
  • 私は、子供2人の育児 (長男2才、長女0才)を行いながら、日々の研究活動を遂行しております。本制度を利用させていただくことで、研究に集中できる時間が格段に増えました。特に、育児期と自身の研究費が乏しい (自身での技術補助者の雇用が難しい)期間が重なる若手研究者には、とても助かる制度だと感じます。
  • 研究支援者による温かくきめ細やかなサポートのおかげで、少しずつでも研究や教育前に進めることができ、また遠隔勤務であっても研究支援者のおかげで組織とのつながりを意識することができました。この制度を利用させて頂けて大変ありがたかったです。
  • 未就学児と低学年の小学生の子供が3人おりますが、子育てをしながら研究を継続することができ、業績も少しずつ増えてきました。子育てと仕事が両立できているのは本制度のおかげであると心より感謝しております。
  • 子育て、介護を行っている研究者はいつも時間がなく、仕事に追われているので、研究支援者の雇用をサポートしていただける制度はとてもありがたい。
  • 家庭の都合で欠勤や早退を余儀なくされる状況になっても、安心して研究を進められるのでとても助かっています。今後も本制度を利用して、一日でも早く研究成果をあげられるように努めたいと思います。
  • 本制度によって、時間的にはもちろん、精神的にも余裕をもって研究に向き合うことが出来ているように感じている。また、今期は学生を2名雇用したことにより、実験補助者も余裕をもって自身の研究と実験補助を両立出来ているように感じた。
  • 育児で勤務時間の制約が厳しい中,本制度で実験補助者を雇えたことは研究をスピードアップさせる上でかなり助けになりました.引き続き,応募・利用させていただきたいと思います.
  • 支援制度により助かっています。医学生(2回生、6回生)を3名から4名雇用したが、それぞれにも試験勉強や部活動、アルバイトなどの活動があり、都合を相談しながら勤務いただきました。本業として一貫して携わっていただける方が理想的ですが、半年間の支援でありその先が不透明ですので、雇用しにくいです。既に教室で雇用している本業の方の雇用費に付け替えることは、業務内容を申請者本人の補助のみにあてにくいため通常困難です。育児や介護状況が半年で改善することはあまりありませんので、できれば2-3年間の継続的支援を行っていただけると利用しやすいです。
  • 現時点では、上記のような事情があり、研究を進めるには必要不可欠になっている。非常に有用な制度と感じており、深く感謝をしている。今後も可能であれば利用させていただきたいと考えている。
  • 子供の体調不良で度々休まなければならないところ、補助者にはとても助けられた。この制度のおかげで技術のある補助者を継続的に雇用することが可能となっており、新しい人材の教育等をしないで済んでいる。
  • 旧知の実験助手さんを安定して雇用することができ、大変助かりました。科研費や、外部資金の獲得状況によらず、一定期間であっても安定して雇用できることは、研究の安定、ひいては質の向上につながる非常に重要な点であると実感しております。
  • 出産・育児等の大きなライフイベントの際に、研究を中断することなくサポートして頂ける制度として、大変素晴らしいものだと思います。申請方法も煩雑でなく、3か年までは連続して申請ができるところも良かったです。
  • 教員のライフステージの変化に伴って、研究やそれに関連した業務に避ける時間を減らさざるを得ない状況において、このような支援があるのは非常にありがたいと感じました。
  • 補助者を雇用したのは4期目であり、引き続き自分自身の研究のみならず、研究室全体のプロジェクト推進に非常に有益でした。特に人員不足、同じように育児・介護を行うスタッフが多い研究室にとってはありがたい制度であった。
  • 個性のある各診断科に合わせた、信頼性の高いデータを効率よく収集するためのプラットフォームの開発が研究のボトルネックになっていたため、支援がいただけてありがたかった。
  • 夫婦共働きで、子育て、家事をこなしながら、綱渡りのような予定を組んでいますので、何かトラブルが発生してしまうと仕事が回らなくなってしまいます。たとえ少しの間だけでも実験を見てくれる人がいるというだけで、研究でも最も大事な創造的な部分に時間をかけることができたと思います。
  • 素晴らしい制度と思う。数期に渡って同一の補助者を雇用し続けたことにより,補助者自身の希望であった実験技術の向上にも寄与することができており,雇用者・被雇用者双方にとってたいへん優れた制度になりうると考えている。
  • 大変有り難い制度で、とにかく感謝しております。保育園の送迎時間に制約される中で、授業の準備や学事に追われながら研究の時間を確保するためには、このような制度は必須です。年齢的にもポスドク等の雇用経験の無い利用者が多いと思いますが、自分の研究を部分的に誰かに委託するという経験も今後の研究人生の中では重要な意味を持つと感じました。
  • I am grateful to obtain such a support from Kyoto University which helped me smoothly advance my career in research.
  • 実家から遠く離れた土地で幼い三兄弟(7、5、0歳)を世話しながらも研究成果を残すことができたのは、何よりも妻の理解と協力のおかげであるが、本制度による支援も大きな助けになったと感じている。
  • 育児により研究時間が減る場合は調査の後処理などを雇用主に依頼することは心理的負担が大きい。しかし、研究支援・実験補助者雇用制度を利用することで独自に人を雇用でき、心理的負担がなく研究支援をしていただけた。
  • 非常に助けられました。安心して実験作業を任せられる補助者を継続して雇用することができ、効率的に研究をすすめることができました。実験の主体(申請者)と雇用者(補助者)で、上手く時間や担当の配分ができることから、大変助かりました。
  • 今年は小学校における感染症流行が激しく、子供の急病や学級閉鎖により仕事を休まねばならない間、実験を補助してくれる人がいたのは、とても助かりました。これからもこの制度をぜひ継続してほしいです。

3.この制度を利用する上で、困ったこと、改善した方がよいと思うことがあるか

  • No comments this year. Thank you for your support, at least she could make her PhD thesis presentation and defense.
  • 特にございません。未就学児の育児期間は数年間に渡るため、できるだけ継続的なご支援 (長期的な (年単位での)本制度の利用)をいただけると、子を持つ若手研究者としては大変助かります。
  • 是非次の期もこの制度を利用させて頂きたいと考えていたのですが、候補の方が年度途中で退職する見込みが高いためということで、断られてしまいました。年度途中で補助者が何らかの理由でご退職になっても問題ない(その時点で制度利用終了ということでやむなし)と理解しておりましたが、そのあたり「よくある質問」等に明記して頂いても良いのかなと思いました。
  • 特にありません。項目4にも挙げた通り、学生を2名雇用したことにより負担が分散され、余裕をもって取り組んでくれているように思います。ありがとうございました。
  • 2名以上の補助者を雇用する場合に,複数人を同時に作業させられないという縛りがあることに利用しにくさを感じます.複数人で同時に行った方が効率的に行える作業もあり,こちらとしても勤怠管理がしやすいです.(今回は1名のみの雇用としましたが,本当は2名を同時に雇用して,同じ時間帯に作業してもらいたいです.)
  • 全くありません。ありがとうございます。
  • 半期ではなく、1年の支援であればより助かります。
  • 可能であれば1年単位でご検討いただけますと幸いです。
  • 大きな問題点はないと思います。細かい点ですが、本制度の採用通知を受けてから、実験補助者を決定するまでの期間が比較的短く、学外から公募して人選を行うのはやや厳しいと感じました。
  • 他の研究費を使って技術補佐員の給与を上乗せしたり、技術補佐員の募集を派遣会社にお願いしたりができれば、より利用の幅が広がるように思いました。
  • 特になし。ただ、基本半年・時間雇用の制限があり、補助者人材の継続的な育成という点では課題が残ります。育児や介護は半年で終わるわけではなく、数年継続する場合が多いですから、継続支援制度を作り、場合によっては常勤枠として雇用できる制度が出来るとさらに良いと感じました。
  • 4月、10月の固定ではなく、通年で応募できるとよい。
  • 本制度では、所属研究室内の大学院生等を雇用することが多いかと思いますが、学生は講義、研究、就活やその他の活動で大変忙しくしています。場合によっては、所属研究室に対象となる学生がいないという状況もあるかもしれません。本制度について、学外にも周知し、学外からも実験補助者として雇用しやすい環境を整える必要があるのではないかと感じました。例えば、学外の実験経験者の中で本制度に関心がある方に実験補助者バンク(?)に登録してもらい、実験補助者を希望する人と実験補助者バンクに登録した人が面談してマッチングすれば、そのまま雇用し、マッチングしなければ、学内の院生等を雇用するといったこともできるのではないかと思います。実験補助者バンクには、学外の実験経験者の他、学内の学生も登録してもらうようにすれば、人材をより活用しやすくなると思います。あるいは、民間の人材派遣会社と提携するということもできると思います。
  • 大変ありがたい制度なので、ぜひこのまま継続していただきたいです。
    子どもが幼い間は、多少減額されたとしても継続して採択していただけるようなシステムになれば、より有り難いです。
  • 期間後半に体調不良により実験補助者が長期欠勤せざるをえなくなった。申請時に登録した実験補助者しか雇用できないため、代理の実験補助者を雇用することができず、予算を最大限に活用することができなかった。手続きを踏めば、代理の実験補助者を雇用できるようにするなど、制度の柔軟性を高めてほしい。
  • 雇用する人に幼い子供がいる場合、当然体調不良でその方が休まれる場合があります。その際に休んだ分の時間を次の期間に繰越することができればより良いと思いました。
  • 補助者、申請者が交互に体調不良で感染症対策等のため待機となってしまい、予定していた実験が進まない事態が起こってしまいました。制度の趣旨からして少し難しいのかもしれませんが、補助者の一時的な変更や代替者の選定について、もう少しフレキシブルであってもよいかもしれない。

4.この制度の募集情報の入手方法(※複数回答あり)

5.その他

  • 京都大学の男女共同参画推進センターの取り組みはとても優れていると感じます。子の養育や親の介護等、さまざまな役割を担いながらも仕事を続け、成果を出していけるような職場のサポートがあるならば、継続して働き続けることができるように思います。今後の取り組みにも大変期待しております。
  • 私と同様に育児が理由で制度を利用している他の研究者と交流してみたいです。他の方がどのようにして子育てと研究のバランスを取っているのか、お話を聞いてみたいです。
  • 特にありません。子連れでの学会参加に際して、子の交通費などを補助していただける制度を拝見しました。今年度は既に、2度子連れで学会に参加しており、他大学に先立ってこのような制度を設けていただき、大変ありがたく感じました。今後制度を利用させていただく機会があると思いますので、宜しくお願いいたします。
  • 新設された学童保育所KUSUKUに興味があります.子供がまだ4歳のため現時点では対象外ですが,今から利用可能性を検討させていただきたく,就学前の子供の親にも見学の機会があれば嬉しいです.また,吉田は色々と充実していますが,桂にもそのような試みが少しでもあれば…と思います.
  • 多岐にわたり支援を考慮されていて、すばらしいと思います。男性である私にも支援いただけていることに平等性を感じます。
  • 12月から開始されるキッズコミュニティは素晴らしい事業と思いました。
  • 今はまだ利用できないので、小学生より前の年代の子供にもそういった事業があると嬉しいなと思いました。
  • 本制度も女性のみならず男性も応募・申請可能な点が素晴らしいと感じました。まさに男性、女性が共同して参画できる社会を目指して、様々な事業を推進して頂ければと思います。
  • 小児科は女性教員の比率が高く、出産・育児への支援や、復帰後の研究体制への支援はとても助かっています。
  • 4期目でもお世話になりました。本制度は、出産・育児中の女性研究者のみならず、そのような家族を持つ男性研究者にも大変有用な制度です。男女共同参画推進などで、女性に対する支援は随分と進化しましたが、一方で、キャリアアップする女性を家族に持つような男性に対する支援制度は相対的に不足しており、今後も継続をお願いしたいと思います。
  • 男女を問わず、育児・介護に携わっている人は、日常生活と仕事をギリギリ回している状態で、休日も休むことができない状況かと思います。当然ながら、学内業務も自分が休んでしまうと回らなくような状態ですので、簡単に休むわけにはいきません。たとえ自分が休んだとしても業務に支障が出ないよう、サポートする人材の確保が必要と思います。例えば、研究面では、京都大学では技術職員の数が大変減ってしまった状態ですが、他大学に目を向ければ、技術職員が共同利用等の中心的存在として活躍している大学もあります。京都大学は技術職員がいなくなってしまっていますので、その分、教員が業務の穴埋めをしています。そのためのサポート業務や運営業務により、本来、教員が行うべき教育・研究業務の時間が減っています。人員削減はどこでも起こっていることかもしれませんが、人員削減する前に、あらゆる業務で自動化・遠隔化を進め、業務の効率化を行い、その上で、人員削減するという流れにしなければ、人員が減ったうえに、業務が増加し、ますます教育・研究業務の時間が減ってしまうという悪循環に陥るのは明白です。全学的に自動化・遠隔化を進めるため、短期的でもIT系の人材を増やすか、外注するかして、業務の効率化に投資すべきと思います。初期投資費用はかかりますが、長期的に見れば、人件費を抑えられ、育児・介護に携わっていない人にも恩恵があると思います。
  • 担当授業で野外実習の引率があり、帰学が20時を過ぎることも多いので、おむかえ保育の補助があれば有り難いです。ベビーシッターの補助があることは存じておりますが、自宅の鍵を預けることは抵抗が大きいので、おむかえ保育を利用しています。部局によっては、このような事例においては、部局予算で補助を出している例があると聞きましたが、財布の状況は部局によって大きく異なるので、全学で統一的な補助システムができてほしいと願っています。
    また、大学病院の病児保育の復活を強く望みます。本制度のような日常業務に対するサポートも大変ありがたいのですが、やはりイレギュラーな事態への備えがないと、安心して講義を担当したりすることはできません。ぜひとも大学内に対応可能な施設を設けていただきたいと思います。
  • 京大所属のまま、留学などを行う際、妻子の渡航費や現地滞在の支援などを受けることができる制度があれば利用したい。
  • 報告者は男性研究者であるが、女性研究者(職員)には、必要であれば生理休暇も認められているはずである。本制度のようにきっちりと半年間にわたるような助成でなくても、月に数日間定期的に補助を得られるような制度があってもよいかもしれない。月に数時間程度のことでも、研究の連続性を助けることができるように思う。