京都大学男女共同参画推進センター / Kyoto University Gender Equality Promotion Center

各種支援制度

アンケート報告

対象者:令和元年度第2期 研究・実験補助者雇用制度利用者11名
形 式:実績報告と同時にメールにて依頼。
回答率:100%(11名)

  1. 「研究・実験補助者雇用制度」を利用することで、どのようなことが可能になったか
  2. 「研究・実験補助者雇用制度」を利用した感想
  3. この制度を利用する上で、困ったこと、改善した方がよいと思うことがあるか
  4. この制度の募集情報の入手方法(※複数回答あり)
  5. その他

 

1.「研究・実験補助者雇用制度」を利用することで、どのようなことが可能になったか

  • 動物に使用するマウスの遺伝子チェックという補助業務をしていただきました。
  • 大学での勤務時間の多くは講義・実習とその準備・調整に追われている現状ですが、本制度を利用させて頂くことで、限られた研究時間でも自身が指示や確認を行いながら、補助者の方と連携し効率的に文献検索やデータ分析などの作業を進めることが可能となりました。
  • 研究を自分で実施するまたはチームを率いる最中、そして子育てと仕事を効率よく調整しようとするところ、研究テーマに関連する最新論文を自分で調査したり、研究結果図の調整したりする時間の確保が難しくなります。本制度を利用することにより、論文調査や結果図調整は補助者により分担でき、研究スピードを維持することができました。
  • ルーティン作業である細胞培養を補助者にお願いすることが出来たため、娘の体調に関わらず、計画的に実験を進めることが出来ました。また、一部画像解析も補助者にお願いすることが出来たため、バイアスのない解析が出来たと同時に、手が空いた時間を論文の執筆や学会発表資料の作成などのデスクワークに当てることが出来ました。
  • 通勤に1時間かかる上に子供達の送迎時間もあることから就労時間が制限されているのですが、担当講義数が非常に多く、準備にも時間を要し、研究は毎回後回しになっていました。本制度を利用してデータ収集やデータベースの作成などを補助者に依頼することができ、効率よくデータ収集ができました。一番時間がかかるデータ収集を手伝ってもらえたので解析や論文執筆、次年度の研究の準備、研究費獲得の準備を進めることができました。
  • The Kyoto University childcare support program provided considerable stability with my laboratory experiments. It helped me to plan ahead experiments and secure results. Sick days and shortening of hours related to childcare did not affect my productivity.
  • 実験に使用する細胞や動物は、長期的な維持・管理が必須である。私は通勤時間が長く子供の送り迎えがある為、研究に十分な時間が取れない。この制度を利用することで、維持管理といった日々のルーティンを補助者にお願いすることが出来るようになった。データ解析や論文執筆に時間が取れるようになり、研究を着実に進める事が可能になった。
  • 産後5か月より職場復帰をしました。子どもがまだ小さいことで十分な研究時間が取れませんでしたが、産前より継続して行っていた研究があり、そのデータ分析作業や論文執筆はすぐに行いたいと考えていました。本制度を利用することで研究室の大学院生に研究を手伝ってもらうことができ、非常にスムーズに研究を進めることが可能になりました。
  • 会議や学生指導でなかなか野外調査に行けなかったり、いっても調査が終わらなかったが、本制度のおかげで、野外調査が無事終了し、サンプル処理やデータ入力を研究補助者にしていただけることで、僅かな時間でもデータを解析したり、論文を読んだり、論文の執筆を行うことができた。加えて、補助者は大変有能な方だったので、議論を通じて新たな研究テーマを発見し、データの解釈を深めることができた。
  • 産休明けからの5ヶ月間、実験動物の維持管理を補助者に完全に任せられたため、研究費などの申請や、論文執筆、共同研究者との議論の時間を確保できました。また、この利用期間中に子供が2回入院し、付き添いで研究室に出勤できない日がありましたが、実験は補助者が行い、病室でのデスクワークに専念できました。
  • 採択により、私の就業可能時間の関係上、これまでは先送りにしてきた研究にも取り組むことを検討できる状況になってきたという点で大変意義のあることだと考えております。
    また、実験の一部を任せることにより、データの詳細な評価、執筆や新しい研究テーマの構想など、実験以外の時間を取れるようになったことも大きいと考えております。

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2.「研究・実験補助者雇用制度」を利用した感想

  • 採択通知から3週間以内に被雇用者を決めなければならなかったため、期間内に応募のあった当大学に就学中の学生を雇用しましたが、学業の関係で来れないときもあり、いただいた原資を十分に生かしきれませんでした。
  • 大学の勤務時間は学務で手一杯となり、家庭の事情からエクストラの時間を捻出することが難しい状況でしたが、本制度で補助者を雇用し研究を進めることが可能となり、大学教員として教育と研究の両方の責務を果たすことが可能になりました。子育て中の教員にとって本当にありがたい制度であると感謝しております。
  • 常に最新結果を求められている教職員研究者に対し、私ごとと研究成果をどう調和するかを考慮してくださった制度です。子育て中の研究者にとってはとても助かる制度です。
  • 半年間と短い期間ではありましたが、期待以上に仕事を計画的且つ、スムーズに進めることが出来たので、大変ありがたく思いました。補助者の勤務表等の管理など少し事務仕事が増えましたが、それを差し引いても十分良い制度だと思います。
  • 未就学児3人の育児をしておりますが、夫が単身赴任の為、平日は協力が得られず研究と育児の両立ができず毎日焦り、気も休まりませんでした。この制度を利用して研究の時間を確保することができ、精神的にゆとりが出てきました。『育児をしながらの研究は無理』と少し諦めていましたが、少しずつ成果を出すことができ、『育児しながらでも研究は継続できる』と、研究のモチベーションもあがり目標もできました。
  • Kyoto University childcare support program is very beneficial for parents with small children. The total amount of hours is sufficient and makes a big difference.
  • この制度を利用することで、子育てと両立して研究を進める事ができるようになり、とても感謝している。
    是非、今後ともこの制度を続けて頂きたいと思う。
  • 本制度を利用したことで、出産、育児によって流れを止めることなく、継続して研究を行うことができました。3か月間の利用でしたが、大変有意義に使わせていただきました。ありがとうございました。
  • 大変ありがたい制度である。本制度で助成いただけなかったら、研究はほとんど進まなかった。特に、補助者が自然のことも研究も十分理解してくれているため、補助者へ細かい点まで指示する必要がなく、サッと丁寧かつ精度よくやってくれたので、私の精神的にも、また研究の進行の面でも大変助かった。
  • 補助者に実験や研究の一部を担って頂いたため、研究を推進する上で重要な事項に集中できました。個人的な依頼ではなく雇用できたことで、お互いの心理的負担も少なくなったと思います。ありがとうございました。
  • 我々のような生物材料を扱う研究では、翌日に変更するなどの柔軟な対応が難しい実験も多く存在します。研究・実験補助者雇用制度の利用により、子供の急病時でもサンプルの回収など、対応可能な人材がいることは精神的にも非常に心強いものがありました。

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3.この制度を利用する上で、困ったこと、改善した方がよいと思うことがあるか

  • 現状の仕組みですと、採択通知をいただいた後、3週間以内に雇用する者の略歴を申告しなければならないことになっていますが、採択通知をいただく前は、雇用できる原資が確定できておりませんから、実験補助者を募集することはできず、採択後に募集を開始して、3週間以内に適切な方を決めるのは、非常に困難です。常識的に考えますと、採択通知をいただいてから求人を開始し、2カ月以内に被雇用者を決めるように仕組みを改めていただきたく思います。
  • 制度を利用できるか否かがわからない状況で補助者を探すことが難しいと思います(もし「否」になった場合お断りしないといけなくなるため、ホームページなどで大々的に募集をすることができません)。制度利用が決まった後、補助者の雇用を決めるまでの時間的猶予がないことはやや大変かと思います。
  • この制度で最も重要かつ難しい点は、補助者の人選だと思いました。優秀なテクニシャンの方を雇用するには、雇用期限が足かせとなって該当者を見つけるのは大変難しいため、基本的には学生さんをアルバイトとして雇用するのが想定されていると感じました。今回私の補助をして下さった方々は大変優秀でかなり助けられましたが、学生さんの技量を予め見極めることは難しいため、どうしても運によるところがあると思われます。類似する分野でこの制度で雇用されていた学生さんで優秀な方のうち継続希望がある方をプールして紹介する、などがあれば尚良いのではないかと思いました。もしくは、別の助成金等で雇用を継続出来るようなものをピックアップして紹介して頂く等あれば良いかもしれません。(人件費に使える助成金は少ないため)
  • 補助者は大学院生ですが、学生は就労時間制限があり(週20時間)学生は所属講座のTAなどを既にしていたり、就職活動やインターンなどで就労できない期間もあることから与えられた雇用時間を使いきれない。2~3人雇用できるなどもう少し使いやすいようにしてほしいです。
  • No difficulties encountered. It would be more convenient to submit the application/report directly in English.
  • できれば半期ではなく、1年の支援であればありがたい。
  • この制度には大変満足しており、改善点は特にない。強いて言えば、本制度採択されずに、でも困っておられる方もおられるだろうから、採択数を拡大してほしい(予算的には厳しい状況はわかるが、自分が採択されている影で採択されなかった方がおられると思うと肩身が狭い)。
  • 産休中にも、研究室で継続して行う必要のある実験・解析は多いと思いますので、産休中も利用できる制度になればよいと思いました。
  • 動物モデルを用いるような我々の実験は長期に渡るものが多く、半年の利用により大きな成果を出すことは難しい面もあります。1年単位での採択であれば、もう少しまとまった評価が可能になると考えます。

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4.この制度の募集情報の入手方法(※複数回答あり)

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5.その他

  • 2期に渡り本制度を利用させて頂き本当に助かりました。心より御礼申し上げます。育児や介護と研究との両立は多くの研究者が直面する課題だと思います。こういった制度で大学がバックアップしてくださることは何より心強いです。
  • この制度は2回採択されましたが研究の進歩に役立ちました。この制度に感謝いたします。
  • Thank you very much for your support.
  • こちらの制度により、育児をしながらの研究が非常にスムーズになりました。
    また、男女共同参画推進センター保育室も利用しており、それによって仕事復帰が可能となりました。
    ありがとうございました。
  • 今回そして前回雇用している補助者も昔は研究をされていた方でした。今はご結婚された関係や、ご自身の興味、他の仕事の関係で、補助者という形で関わってくれています。こうした方の人生の選択も、道を諦めかけている人にとってはとても参考になるのかもしれません。本当は大学として、こうした優秀だけど、フルタイムで働けない人材を手放さない仕組みづくりがあるといいのかもしれません。例えば、A研究室からB研究室への紹介や移籍ができるとか。さらに大学間を超えた仕組みとか(旦那さんの転勤で別の場所に異動され、キャリア形成が難しい女性のポスドクは大変多いです)。
  • 産休明けからの5ヶ月の間、本制度と、保育園入園待機乳児保育室、および、病児保育を利用させていただけたおかげで復帰後の研究活動をスムーズに再開し、研究生活を無事軌道に乗せることができました。9年前に第一子を出産したときに比べて、支援事業が利用者のニーズにより柔軟に沿ったものとなっていて、本当にありがたかったです。きめ細かく支援していただき、心より感謝申し上げます。

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