京都大学男女共同参画推進センター / Kyoto University Gender Equality Promotion Center

各種支援制度

アンケート報告(第2期)

対象者:平成30年度第2期 研究・実験補助者雇用制度利用者15名
形 式:実績報告と同時にメールにて依頼。
回答率: 100%(15名)

  1. 「研究・実験補助者雇用制度」を利用することで、どのようなことが可能になったか
  2. 「研究・実験補助者雇用制度」を利用した感想
  3. この制度を利用する上で、困ったこと、改善した方がよいと思うことがあるか
  4. この制度の募集情報の入手方法(※複数回答あり)
  5. その他

 

1.「研究・実験補助者雇用制度」を利用することで、どのようなことが可能になったか

  • 末梢神経の再生を評価するために、電子顕微鏡で得られた画像から再生神経の形態を数千本計測する必要がありますが、補助者に行ってもらうことで大幅に時間的な余裕が生まれました。その結果、論文の執筆時間を増やすことが可能となりました。子どもの保育園までの送迎が可能となり、子どもと触れ合う時間が確保できております。
  • 医療社会学では特に日本が抱える医療・保健・病気・健康問題を取り上げ日本社会との関わりを調べるために日本語での文献検索や政府統計・政策からの情報収集が不可欠となります。本制度の利用により日本語を母語とする補助者を一定時間雇用することで、この情報収集作業を効率的に進めることができました。
  • サンプルの保存と管理、ライブラリ作製、完成したライブラリの様々な定量・定性解析、次世代シーケンサの操作は、単純作業ですがとても時間がかかります。その作業を補助して貰うことで、本実験およびその準備・解析に時間を割けるようになりました。
  • 補助者がいない時は、子供の熱で中断せざるを得ないことも多く、また、短い勤務時間内にやるべきことを思うようにこなしていけずストレスが溜まるばかりでした。実験を手伝っていただいて、とてもスムーズに進められています。“こまごまとしたやるべきことに追われない時間”をいただいて、思考や調べものに時間を割くことができ、新しいアイディアが浮かんできます。
  • 成体マウスを用いた実験では、サンプル数が多く、時間のかかる作業も多いのですが、補助者と分担することで、着実に研究が進みました。一連の時間のかかる作業を真面目に丁寧に根気強く取り組んでくれ、解析にあたっては自らアイディアを出してくれました。論文のリバイス対応では再校の提出期限が決まっており、要求された沢山の実験を全て一人で行い解析するのは不可能でしたが、補助者が作業を手伝ってくれたのでなんとか期限内に再校を提出することが出来そうです。
  • 現在担当している、iPS細胞から分化誘導した骨格筋前駆細胞を製剤化する実験系において、長期培養プロトコールは厳密化されており、決まった日程で培地交換など実施する必要があります。子供の病気や怪我など、自身でコントロールできない突発的な出来事が発生しても、実験補助の方にサポートいただき長期培養を実施することができました。 実験計画を推進し成果を出せたのも「研究・実験補助者雇用制度」を利用することができたためであります。今後もなくてはならない制度だと思っています。
  • 研究・実験補助者と協力することで、研究を効率よく継続す ることができた。子供の急な発熱で早退しなければならない時でも、後を任せて早退できた。
  • 研究・実験補助者制雇用度で支援を得ることで、大学病院で日常業務を行いながらも、実験を遂行し、大学院生の指導が円滑にできるようになった。これまで睡眠時間や家族との時間を削って研究を行ってきたが、使える時間を睡眠、家族との時間に充てることが可能になった。
  • 子どもの送り迎えに伴い、長時間の実験を計画できなかったのですが、本制度を通して実験補助者に実験を進めてもらえるようになりました。作業を分担することで、私自身はデータ解析や論文執筆に集中できるようになり、効率があがりました。また、共同研究先に赴く際なども、学内での実験を中止する必要がなくなったので、様々なことを円滑に進められました。
  • この制度を使って、研究に関する事務補佐や実験補助を受けた。これにより、今年度、新しく2つの研究に取り組むことができた。さらに、自分の研究を推進するための時間(データ解析や論文執筆のための時間)を作ることが可能になった。研究成果として、過去の実験結果をまとめ、国際誌に論文を投稿することができた。
  • 本制度により雇用させていただいた方は、これまでに民間企業や私立大学で勤務されてきた、植物の培養、無菌操作のエキスパートです。本研究室の貴重な緑藻株コレクションの維持管理、凍結保存や実験に必要な細胞試料の調製や交配実験などが可能となりました。
  • 研究活動の一部を研究補助者に分担していただくことで少ない研究時間を有効に使えるようになりました。
    その結果、多くの研究成果を論文として発表できました。
  • 補助者の方が研究をサポートしてくれることで、保育所の迎えの時間までに仕事を終えられる事、子供の体調不良時でも研究が中断されることが少なく、研究を続けられる事が可能となりました。また、補助者の方にお願いすることと、私自身が行うことを整理することにより、効率的に時間が使えるようになりました。これにより、新たな研究遂行のための研究費申請の時間も確保することができました。
  • サプレッサー株のアウトクロス実験は、2週間以上にわたる連続した作業を繰り返すことが必要であるが、この連続作業の一部を実験補助者に依頼することで、滞りなく作業を完了させることができた。
  • 申請者は上記のプロジェクトの他にもう一つプロジェクトを進めており、補助者が実験の一部を分担することにより、育児のため勤務時間が制限される中、二つのプロジェクトに精力的に取り組み実験を進めることができた。ルーティン的な仕事の負担を減らすことができ、他の実験作業に集中することができた。

このページの先頭へ

2.「研究・実験補助者雇用制度」を利用した感想

  • 継続して支援を受けることで、実験の遂行だけでなく論文の執筆や外部資金の獲得のための申請書作成など、着実に研究を前に進めることができております。大変ありがたく思っております。
  • 娘が昨年2月に生まれたばかりで、多忙な中での家庭と研究活動の両立に不安もありましたが、補助者の協力によって研究活動にも今まで以上に専念して取り組み大きな成果も残すことができ、家庭と研究活動と助教としての教育活動のワークバランスを満足に充実させることができました。
  • 出産後は、保育園の保育時間内しか仕事ができず、また、発熱などの呼び出しの為に、急所帰宅を余儀なくされることがあります。出産前と比較して、実験に割ける時間が大幅に減りましたが、この制度を利用することで、実験の進捗が少し早くなりました
  • 本当にありがたいです。継続して同じ技術員の方に働いているので、技術が向上していってどんどん高度なことを任せることができています。おかげさまでプロジェクトが花開き、今後自分の仕事として展開していく軸が定まりました。本制度のおかげで出産前に劣らないくらい進められていると思います。
  • 子育て中の研究は時間の制約との戦いですが、人との出会いも含め、この制度には大変助けていただき、感謝しています。
  • 子育てをしているとどうしても出勤出来なくなったり、勤務時間が限られる場面があるのですが、この制度を利用し、サポートしてくれる人がいることで、実験計画通りに実験を実施することができました。
  • 実験補助者に仕事を手伝っていただくことで、安心して、子育てと仕事の両立を行うことができた。
  • 研究を継続する時間が日常業務で、手術や外来でほぼとれないため、支援を受けられて大変ありがたい制度であると思います。睡眠時間や家族の時間を削って研究を行わざるを得ない状況ですので、心身の健康の維持や家族(妻)への負担も軽減できれば、ありがたい限りです。
  • 本支援制度では、研究室単位ではなく個人で専任の実験補助者を雇用できるので、実験を依頼しやすく、その他の業務に集中できるようになり、格段に研究スピードが向上しました。
  • この制度のおかげで論文執筆や学会参加など、研究のための時間を作ることができた。その結果、研究者としての自己効力感も高まった。私は仕事に復帰した直後は研究費を持っていなかったので、この制度はとてもありがたかった。
  • 夫婦共に研究者であり、妻の海外長期出張や学会参加などで、託児所の送迎、子供の病気の対応などの負担が大きく仕事が滞っていました。ご支援いただいたおかげで実験株の管理や交配実験がようやくできるようになり、本当に助かりました。
  • 子育てに時間を割くべき人生の一時期を研究者としても有意義に過ごすことを可能にする素晴らしい制度だと思いました。
  • 仕事と育児の時間を確保することができ、精神的にも体力的にも、無事に過ごせていることに感謝しています。
    このような制度が広く普及し、出産・育児・介護をする研究者の支えになることに期待しています。
  • 夫が東京に単身赴任しており、両親は中国にいるため、平日は家族の協力を全く得られない状態で子育てをしており、いわゆるワンオペ子育てと呼ばれる状態で毎日を過ごしている。また、左京区は保育園の競争率が高いため、希望していた保育園にも子供を入れることができず、登園に時間がかかる毎日である。精神的にも肉体的にも大変であるこの時期に、自分の実験に専任の実験補助者を雇えることは、非常に大きな支えとなった。
  • 研究室や自身の財源のみでは補助者を雇用することが困難であるため、大変助かった。今後研究者として仕事をしていくために必要な、他者への仕事の割り振りやトレーニング、また自身の時間の効率的な使い方等を考える良い機会となった。

このページの先頭へ

3.この制度を利用する上で、困ったこと、改善した方がよいと思うことがあるか

  • 半期ごとの支援のため、長期的な計画を立てづらい点があります。優秀な補助者を雇用したくても、なかなか短期で雇うことは難しい状況かと思います。子育てや介護は年単位で行うものだということを鑑みますと、支援も年単位に延長していただけると助かります。いずれにしても、このような支援があること自体素晴らしいことだと思いますので、継続していただければ幸いです。
  • 特にありません。
  • 本制度の雇用時間、雇用期間の拡充を望みます。
  • ありません。
  • 保育園との両立など女性研究者を取り巻く環境は厳しいので、3年くらいのスパンで計画できる制度があればよいと思います。
  • 半年契約と継続が困難になった場合、せっかく雇用した方が途切れてしまうと、また新しく雇用先をみつけたり、雇用者を探したりとなりますので、1年契約に期間延長してほしいと思います。
  • 雇用期間を半年間から一年単位にするほうが、雇用者は依頼しやすく、実験補助者も契約しやすいと思います。私の場合、幸いにも近くに適当な技術者がいましたが、そうでない場合は、雇用期間・給与の観点から実験補助者を外部から募集するのは難しい印象を持ちました。ぜひ、外部からの募集が可能となるような仕組みをご検討いただきたいです。
  • 有期雇用者(年度末で契約が更新されるタイプの雇用者)の場合、次年度の雇用が確定されていないと、前期の補助金制度に申請できないことに困っている。
    次年度の雇用はプロジェクトの予算に依存する。プロジェクト予算が確定するのが1月になるので(学内予算の関係もあると思うが)、申請期間を1月末まで延期してもらいたい。
  • 本制度は、雇用者、被雇用者双方にとって素晴らしい制度であり、ぜひ今後とも継続をお願いしたいと思います。できれば半期ごとではなく、年度単位にしていただいた方が、被雇用者にとっては安心で、人材確保もしやすいかもしれません。
  • 以前、子供が待機児童になってしまった際、どこも面倒をみていただける場所がみつからず困っていたところ、男女共同参画推進センターの託児所の存在を知りました。直前のお願いだったにもかかわらず、すみやかに受け入れていただき本当に助かりました。重ね重ね、御礼申し上げます。
  • 特に思い当たりません。
  • 実験の補助者として、社会人を採用する場合、半年の雇用しか保証ができず、非常に不安定な雇用環境です。また、現在の時給設定では、半年という短い期間で直ちに即戦力となる理系の大学卒、修士卒の補助者を見つけること自体が難しいです(派遣会社で勤務した方が給料がよく、半年よりは長い期間、勤務が保証される場合が多いため)。理系の学術背景を有しない社会人の場合、現在の時給設定でも採用できる機会が増えますが、実験器具の使用法の伝達などが必要なため、半年という短い期間ですと、慣れたところで、勤務終了となってしまいます。半年ではなく、少なくとも、1年以上の補助ができれば、もっとこの制度を利用して研究をしよう、とする方が増えるのではないかと思います。また、その方が、補助の効果を最大限に活かすことができるのではないでしょうか。
    (補足:研究分野によって色々かと思いますが、学生を研究補助者として採用するのは、教育的によいのかどうか、迷うところがあり(講義のTAとは違う)、可能であれば、社会人を採用したいと思っています)
  • 利用できる期間の制限をなくして頂けるとよいと思いました。例えば、複数人の子供を出産した女性は、長い期間、手のかかる乳幼児の育児をすることになり、3年では不足する方もいるのではないでしょうか。また、介護は育児と異なり、先が見えないため、期間の制限があって困る方もいるのではないでしょうか。一律に、利用期間を3年と区切るのではなく、その方の置かれている状況によって補助期間を決めた方がよいと思いました。
  • とてもありがたい制度だと思うが、申請が通ってからでないと補助者の募集ができないため(財源の問題で制度利用が決定する前に補助者が探せない)、もう少し時間にゆとりがあるといいと思う。

このページの先頭へ

4.この制度の募集情報の入手方法(※複数回答あり)

このページの先頭へ

5.その他

  • 育児も頑張りたいと常々思っており、このような制度があって大変うれしく思っております。今後も継続していただければいいなと思います。
  • 保育園が決まったので使用しませんでしたが、待機児童のための保育室も女性研究者の育児をしながらの復帰の助けになる良いシステムだと思いました。

このページの先頭へ