京都大学男女共同参画推進センター / Kyoto University Gender Equality Promotion Center

各種支援制度

アンケート報告

対象者:平成30年度第1期 研究・実験補助者雇用制度利用者19名
形 式:実績報告と同時にメールにて依頼。
回答率: 94%(18名)

  1. 「研究・実験補助者雇用制度」を利用することで、どのようなことが可能になったか
  2. 「研究・実験補助者雇用制度」を利用した感想
  3. この制度を利用する上で、困ったこと、改善した方がよいと思うことがあるか
  4. この制度の募集情報の入手方法(※複数回答あり)
  5. その他

第2期アンケート報告

 

1.「研究・実験補助者雇用制度」を利用することで、どのようなことが可能になったか

  • 京都大学医学部附属病院の倫理審査委員会事務局における業務は実務が中心となるため、毎日研究の時間を確保することが非常に難しい状況でした。科研費を獲得できても、各種手続きに時間がかかってしまい、自分ひとりでは到底論文投稿や調査を実施できなかったと思います。研究・実験補助者雇用制度を利用することで、事務的な手続きに時間を費やすことなく効率的に各種申請や書類の整理を行うことができ、研究と実務の両立が可能になりました。
  • 研究・実験補助者制雇用度で支援を得ることで、大学病院で日常業務を行いながらも、実験を遂行し、大学院生の指導が円滑にできるようになった。これまで睡眠時間や家族との時間を削って研究を行ってきたが、使える時間を睡眠、家族との時間に充てることが可能になった。
  • 保育園への送迎や急な呼び出しにより、長時間の実験を計画できずに困り果てていましたが、本制度を通して雇用補助者に実験を依頼し、自身はデータ解析や論文執筆に集中できるようになりました。また、共同研究先に赴いて実験する際なども、学内での実験を一旦止める必要がなくなったので、色々なことを円滑に遂行できました。
  • 本支援制度では、研究室単位ではなく個人で専任の実験補助者を雇用できるので、実験を依頼しやすく、その他の業務に集中できるようになり、格段に研究スピードが向上しました。
  • データ集積がかなり効率的になった
  • 大学における一定の作業を補助者に任せることにより、申請者が介護のために遠方(八王子市)の病院に通うことが容易になった。博士後期課程大学院生である補助者の研究および就学支援にも役立ち、成果が上がるとともに、日本学術振興会の特別研究員に応募して採用が決定した。終末期の親を抱える申請者の安心感にもつながった。
  • 3人の乳幼児の育児中につき研究時間が限られていましたが、本制度を利用し実験補助者を雇用することで、ルーチンワーク化した作業にかける時間を節約することができました。その分の時間を、データ解析や論文執筆に当てることができ、研究の生産性が上がりました。
  • アウトクロス実験は、2週間以上にわたる連続した作業を繰り返すことが必要であるが、この連続作業の一部を実験補助者に依頼することで、滞りなく作業を完了させることができた。
  • 子供の看護や、出産後の体の不調などで、自分が従事できない部分の実験作業を継続してもらい、実験を大きく途切れさせることなく続けることができました。
  • 末梢神経の再生を評価するために、電子顕微鏡で得られた画像から再生神経の形態を数千本計測する必要がありますが、補助者に行ってもらうことで大幅に時間的な余裕が生まれました。その結果、論文の執筆時間を増やすことが可能となりました。そして何より、子どもの保育園までの送迎が可能となり、妻の負担軽減や子どもと触れ合う時間が確保できております。
  • 補助者の方が研究をサポートしてくれることで、保育所の迎えの時間までに仕事を終えられる事、子供の体調不良時でも研究が中断されることが少なく、研究を続けられる事が可能となりました。また、補助者の方にお願いすることと、私自身が行うことを整理することにより、効率的に時間が使えるようにもなりました。これにより、研究論文の発表につなげることができました。
  • 4月に芦生研究林の林長になり、またPTAの役員になり、ますます研究に費やせる時間が減った。しかし、本制度のおかげでサンプル処理やデータ入力を研究補助者にしていただけることで、僅かな時間でもデータを解析したり、論文を読んだり、論文の執筆を行うことができた。
  • 本制度により雇用させていただいた方は、これまでに企業や大学で勤務されてきた、植物の培養、無菌操作のエキスパートです。本研究室の貴重な緑藻株コレクションの維持管理、凍結保存や実験に必要な細胞試料の調製や交配実験などを担当していただいており、我々にとって欠くことのできない存在です。
  • 保育園への送迎、急病による保育園からの呼び出し、共働きによる家事の分担等のため、どうしても細切れ時間内でできる研究が中心となり、膨大な実験データを取り扱うような研究はできずにいました。しかしながら、本制度で大学院生を雇用し、データ解析の一部を分担していただくことにより、このような研究を実施することが可能になりました。
  • 有機合成実験をいろいろ手伝ってもらいましたので育児を並行しながら研究を進めることができました。また、研究・実験補助者が実験を行ってくれる間に自分は論文作成・文献調査など育児で限れている勤務時間を有効に使うこともできましたのですごく助かっております。
  • 研究活動の一部を研究補助者に分担していただくことで少ない研究時間を有効に使えるようになりました。その結果、多くの研究成果を論文として発表できました。
  • サンプルの保存と管理、完成したライブラリの様々な定量・定性解析、次世代シーケンサの操作は、単純作業ですがとても時間がかかります。その作業を補助して貰うことで、本実験およびその準備・解析に時間を割けるようになりました。
  • 実験を手伝っていただくことで、解析をしたりデータをまとめる時間を作れることができました。補助者がいない時は、やるべきことを思うようにこなしていけずストレスが溜まるばかりでしたが、日々の全てのことをスムーズに進められています。“こまごまとしたやるべきことに追われない時間”をいただいて、思考や調べものに時間を割くことができ、新しいアイディアが浮かんできます。
  • 生命科学系の特に生物個体を用いた実験はサンプル数も多く時間のかかる作業も多いのですが、それらを補助者と分担することで、研究がスムーズに進みました。一連の時間のかかる作業を真面目に丁寧に取り組んでくれました。私が子供のお迎えで帰宅した後も継続して作業をして下さり、そのお陰で研究が着実に進みました。

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2.「研究・実験補助者雇用制度」を利用した感想

  • 4歳の子どもがおり、共働きで残業が難しいなか実務と研究を両立させるためには、研究・実験補助者制度はとても有り難く、必要不可欠な制度だと感じています。調査・研究に関わるデータや機密事項を共有し、また経理を扱っていただくこともあり、研究・実験補助者として信頼できる方に出会うことがとても大切だと感じています。
  • 研究を継続する時間が日常業務で、手術や外来でほぼとれないため、支援を受けられて大変ありがたい制度であると思います。睡眠時間や家族の時間を削って研究を行わざるを得ない状況ですので、心身の健康の維持や家族(妻)への負担も軽減できれば、ありがたい限りです。
  • 補助雇用者に給料を与えられることにメリットがあり、モチベーションアップにつなげられたと思う。
  • 申請者の場合には、家族の病気が継続的に進行していたので、事前の申請や制度の利用が計画的に可能であったが、予期せぬ事情によって支援が必要となるケースもあるように思われる。随時申請可能な短期支援があってもよい。
  • 子供ができてから研究にかけられる時間はかなり少なくなり気持ちが焦ることもありましたが、本制度により研究の生産性を少し取り戻すことができました。精神的にも余裕ができ、本当に感謝しております。
  • 夫が東京に単身赴任しており、両親は中国にいるため、平日は家族の協力を全く得られない状態で子育てをしており、子供がイヤイヤ期に突入し、精神的にも肉体的にも大変なことが多いが、その中で、自分の実験に専任の実験補助者を雇えることは、非常に大きな支えとなった。
  • 子育て中は、実験を行う時間が限られているだけでなく、グラントに応募する書類をじっくり準備する時間も不足しており、論文や学会発表のペースも落ちることから、グラント獲得の成功率そのものが落ちる傾向があると思います。この子育て補助があることで、実験補助を雇うことができ、精神的にも実際の実験上もとても助かり、また、グラント応募にかける時間も確保できました。ありがとうございました。
  • 継続して支援を受けることで、実験の遂行だけでなく論文の執筆や外部資金の獲得のための申請書作成など、着実に研究を前に進めることができております。大変ありがたく思っております。
  • 仕事と育児の時間を確保することができ、精神的にも体力的にも、無事に過ごせていることに感謝しています。
    このような制度がもっと普及し、出産・育児・介護をする研究者の支えになることに期待しています。
  • 大変ありがたい制度である。サンプル処理はとくに時間がかかり急いでやらないといけないので、補助者がいなければ、データの質にも関わる事になっていたと思う。特に、昨年度に続き継続していただけたので、補助者へ細かい点まで指示する必要がなく、サッと丁寧かつ精度よくやってくれたので、私の精神的にも、また研究の進行の面でも大変助かった。
  • 夫婦共働きで妻の労働時間も長いため、託児所の送迎、子供の病気の対応などの負担が大きく仕事が滞っていました。そうした点をご理解いただき、支援して頂けることを心から有難く思っています。
  • 夫婦共働きで、子育て中、家事・育児・仕事を目一杯こなしても仕事が滞るような状況で、大きな研究プロジェクトの中で成果を出していかなければなりませんでしたが、本制度を利用して大学院生に研究の一部を分担していただくことで、新たな研究にも着手でき、目途を立てることができたのは大変大きな意味がありました。
  • 私は出産2が月後から仕事に復帰していますが、育児と研究を並行することはやはり体力を含めいろんな意味で大変です。今回「研究・実験補助者雇用制度」を利用することで本当に助かっておりますのでこれからも支援を強く希望しております。
  • 子育てに時間を割くべき人生の一時期を研究者としても有意義に過ごすことを可能にする素晴らしい制度だと思いました。
  • 出産後は、保育園の保育時間内しか仕事ができず、また、発熱などの呼び出しの為に、急所帰宅を余儀なくされることがあります。出産前と比較して、実験に割ける時間が大幅に減りましたが、この制度を利用することで、実験の進捗が少し早くなりました。
  • 本当にありがたいです。継続して同じ技術員の方に働いているので、技術が向上していってどんどん高度なことを任せられる、というメリットを受けながら、二人三脚で力を合わせて進められていると感じています。本制度のおかげで出産前と同程度に進められていると思います。
  • 補助者の方は、時間がかかってなかなか進まなかった作業を根気強く処理して下さり、作業について提案もして下さいました。子育て中の研究は時間の制約との戦いですが、人との出会いも含め、この制度には大変助けていただき、感謝しています。

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3.この制度を利用する上で、困ったこと、改善した方がよいと思うことがあるか

  • 半年契約と継続が困難になった場合、せっかく雇用した方が途切れてしまうと、また新しく雇用先をみつけたり、雇用者を探したりとなりますので、1年契約に期間延長してほしいと思います。
  • 雇用期間を半年間から一年単位にするほうが、雇用者は依頼しやすく、実験補助者も契約しやすいと思います。私の場合、幸いにも近くに適当な技術者がいましたが、そうでない場合は、雇用期間・給与の観点から実験補助者を外部から募集するのは難しい印象を持ちました。
  • 潜在的ニーズは多いと思うので、枠を拡大し男性でも応募しやすいように周知すべきではないか。
  • 半期ごとの支援のため、長期的な計画を立てづらい点があります。優秀な補助者を雇用したくても、なかなか短期で雇うことは難しい状況かと思います。子育てや介護は年単位で行うものだということを鑑みますと、支援も年単位に延長していただけると助かります。いずれにしても、このような支援があること自体素晴らしいことだと思いますので、継続していただければ幸いです。
  • 補助者として、社会人を採用する場合、半年の雇用しか保証ができず(非常に不安定な雇用環境で)、補助者を探すこと自体が難しいです。半年ではなく、少なくとも、1年以上の補助ができれば、もっとこの制度を利用して研究をしよう、とする方が増えるのではないかと思います。
    (補足:研究分野によって色々かと思いますが、学生を研究補助者として採用するのは、教育的によいのかどうか、迷うところがあり(講義のTAとは違う)、可能であれば、社会人を採用したいと思っています)
  • 利用できる期間の制限をなくして頂けるとよいと思いました。例えば、複数人の子供を出産した女性は、長い期間、手のかかる乳幼児の育児をすることになり、3ヵ年では不足する方もいるのではないでしょうか。また、介護は育児と異なり、先が見えないため、期間の制限があって困る方もいるのではないでしょうか。一律に、利用期間を3年と区切るのではなく、その方の置かれている状況によって補助期間を決めた方がよいと思いました。
  • 私は適切な補助者が見つかったが、見つからない研究者もいる。一方、最適なスキルを持っていて、補助者として働きたいという方もおられると思う。修士号や博士過程まで行かれたけども、結婚、育児のためフルタイムの仕事ができない、でも研究系のしごとがしたいという方など。こうした方の登録バンクがあれば、よいかもしれない。
  • 本制度は、雇用者、被雇用者双方にとって素晴らしい制度であり、ぜひ今後とも継続をお願いしたいと思います。
  • 本制度では、大学院生等を雇用することが多いかと思いますが、学生は講義、研究やその他の活動で大変忙しく、学生の時間と手伝ってほしい実験等の時間を合わせるのが難しい場面がありました。本制度について、学外にも周知し、学外からも経験者を実験補助者として雇用しやすい環境を整える必要があるのではないかと感じました。例えば、学外の実験経験者の中で本制度に関心がある方に実験補助者バンク(?)に登録してもらい、実験補助者を希望する人と実験補助者バンクに登録した人が面談してマッチングすれば、そのまま雇用し、マッチングしなければ、学内の院生等を雇用するといったこともできるのではないかと思います。実験補助者バンクには、学外の実験経験者の他、学内の学生も登録してもらうようにすれば、人材をより活用しやすくなると思います。
  • 子育て・介護と仕事を両立しようして、肉体的、精神的にかなりきつい状況となり、過酷な状況が招いた悲しいニュースもよく聞かれます。育児・介護従事者に対しては本制度は必須と思いますが、実際に育児・介護に携わっていない職場の他の人々に対して、育児・介護従事者がどのような状況に置かれているのかということを理解してもらうような活動も必要かと思います。無知、偏見、妬み嫉みによるハラスメントをなくす職場環境を作っていく必要があると思います。
  • 特に困ったことはおりません。これからも支援を希望しております。
  • 本制度の雇用時間、雇用期間の拡充を望みます。

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4.この制度の募集情報の入手方法(※複数回答あり)

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5.その他

  • 病児保育、お迎え保育や臨時保育、バウチャーを含めて大変お世話になりました。夫婦とも実家が遠方であることから子育て、実務、研究を平行して進めるにあたり、これらの制度があることはとても心強く感じておりました。深く感謝申し上げます。
  • 病児保育室にはいつも助けられています。
  • 男性の間での認知度が低いように思う。共同参画を当たり前にするには、従来関心を持っていなかった層にもアピールする工夫が求められる。
  • 雇用財源が確保できるかどうかが不明な段階で候補者を見つけることは難しいので、採択決定時期はもう少し早いとありがたいです。募集要項に「補助者雇用経費について他の資金による代替の可能性が低い者を優先」とあるように、本制度の申請者は代替財源が確保できないことが多いはずなので尚更です。
  • 育児も頑張りたいと常々思っており、このような制度があって大変うれしく思っております。今後も継続していただければいいなと思います。
  • 以前、子供が待機児童になってしまった際、どこも面倒をみていただける場所がみつからず困っていたところ、男女共同参画推進センターの託児所の存在を知りました。直前のお願いだったにもかかわらず、すみやかに受け入れていただき、また対応も懇切丁寧で本当に助かりました。重ね重ね、御礼申し上げます。
  • ベビーシッター支援は実際に利用されている方はいらっしゃるのでしょうか?シッター代が高く、業者も自ら選んで手続きしなければならない点も煩雑ですし、2000円程度の支援を頂いてもなかなか利用には踏み切れないように思います。

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